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認知症の症状とは?初期症状や進行に伴う変化を解説

2023.11.06

認知症の症状とは?初期症状や進行に伴う変化を解説

 

認知症とは、脳の神経細胞が損傷することで、記憶力や判断力、理解力などの認知機能が低下する病気です。日本では65歳以上の高齢者のうち、約15人に1人が認知症と推定されています。

認知症には、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など、さまざまな種類があります。それぞれに症状の特徴が異なるため、早期発見・早期治療のためにも、それぞれの症状をよく理解しておくことが大切です。

認知症の初期症状

認知症の初期症状は、以下のようなものが挙げられます。

・ 物忘れ
・ 見当識障害
・ 実行機能障害
・ 理解力・判断力の低下
・ 感情表現の変化

物忘れ

認知症の初期症状として最もよく見られるのが、物忘れです。新しいことを覚えるのが難しくなったり、直近で起きたことを思い出せなくなったりします。

見当識障害

時間や場所、季節感などの感覚が薄れていき、迷子になったり遠くに行こうとしたりするようになります。

実行機能障害

料理の手順がわからなくなったり、今まで使っていた家電をどのように使うのか手順がわからなくなったりするなど、計画を立てて順序よく行動することが難しくなります。

理解力・判断力の低下

複雑な問題を理解したり、判断したりするのが難しくなります。

感情表現の変化

元気だった人が急に無気力になったり、逆にいつもは穏やかな人が変わったように感情的になったりすることがあります。

認知症の進行に伴う変化

認知症が進行すると、以下の症状が現れるようになります。

・ 日常生活の基本動作が難しくなる
・ 異常行動や言動が見られるようになる
・ 自立した生活ができなくなる

日常生活の基本動作が難しくなる

身支度や食事、入浴などの日常生活の基本動作が難しくなります。

異常行動や言動が見られるようになる

幻覚や妄想を見たがる、同じことを繰り返し言う、家族や他人に暴力を振るうなどの異常行動や言動が見られるようになることがあります。

自立した生活ができなくなる

一人で外出したり、食事をしたり、排泄をしたりすることができなくなります。

 

認知症の早期発見・早期治療

認知症の早期発見・早期治療が重要です。早期に発見・治療することで、進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることができる可能性があります。認知症の疑いがある場合は、医療機関を受診して検査を受けましょう。

認知症の予防

認知症の予防には、以下のことに気をつけることが大切です。

・ 健康的な食生活を心がける
・ 適度な運動をする
・ 脳を活性化させる
・ ストレスを溜め込まない

認知症は、決して他人事ではありません。自分や家族の健康のためにも、認知症の症状や予防について、知っておくことは大切です。


認知症の支援

認知症の患者さんやその家族を支援するさまざまな取り組みが行われています。

・ 認知症の相談窓口

・ 認知症の支援グループ
・ 認知症対応型介護施設

認知症の患者さんやその家族が、安心して暮らせる社会を実現するために、私たち一人ひとりができることを考えていきましょう。

まとめ

認知症の症状は、初期症状から進行に伴う変化まで、さまざまです。認知症の疑いがある場合は、早めに医療機関を受診して検査を受けましょう。また、認知症の予防のためにも、健康的な生活を心がけることが大切です。

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